まちを明るくするチーム

太陽光パネルを使い切る!
廃棄パネルのアップサイクルに
チャレンジ

Greetingsご挨拶

廃棄物を減らしモノを大切に使う社会を目指す

2030 年以降、ソーラーパネルが大量に廃棄されるのを、知っていますか?
大人の事情で、リユースされることもなく、バラバラにして廃棄されます。
でも廃棄されるパネルはまだまだ使えるんです。
私たちは廃棄されるソーラーパネルをリユースしてアップサイクルすることで
廃棄物を減らしモノを大切に使う社会を目指します。

What is upcycling?アップサイクルって?

いらなくなったもの、捨てられるものに、アイデアやデザインなどの付加価値を加えて
別の新しいものにアップグレードして生まれ変わらせること

いらなくなったもの
捨てられるもの

モノを大切に長く使う

アイデアやデザインなどの
付加価値

モノの価値を
ムダなく最後まで使う

別の新しいもの

という、あたらしい考え方

Current status and issues現状と課題

廃棄されるソーラーパネル、28万トン!?

2012 年に日本で導入された「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT 制度)」を背景に、一気にソーラーパネルの設置が進みました。

この制度を利用して設置された産業用太陽光発電所は固定価格買取が終了する20 年(2030 年以降) が経過すると、多くの発電所が閉鎖され使用していたソーラーパネルが大量に排出されると考えられています。

劣化して役目を終えたソーラーパネルは再利用価値が低く産業廃棄物となり、埋め立て処分か分別リサイクルされる運命にあります。

その廃棄量が今、問題となっています。2035 ~ 2037 年頃に年間排出量のピークをむかえ、その量はなんと年間約28 万トンにもなります。

廃棄パネル28万トン

70kgの成人男性400万人

敷き詰めると・・・・

甲子園球場

793個分の広さ

富田林市
面積39.7km2

1年間でほぼ埋めつくす量

驚くほどの量が毎年排出されることになります

Team activities and effortsチームの活動と取組み

昭和製線では、ソーラーパネルの部品作りを2008 年頃から手掛けており、この大量廃棄問題を他人事とは思えません。
排出されたパネルの多くはまだ発電する能力があり、少なくとも40 年は使えると考えています。
そこで、専門家とチームを組んでこれらのソーラーパネルが安易に廃棄されない仕組みを作りたいと考えています。
具体的にはソーラーパネルを回収して身近な電源として活用するアップサイクルにチャレンジしています。

Expert memberチームの活動と取組み

峯元 高志

峯元 高志

大阪出身。博士(工学、立命館大学)
立命館大学理工学部教授・スカラーズ株式会社代表取締役・YouTube太陽光発電大学主催
大学院在籍時より薄膜太陽電池の研究を続ける。博士号取得後に渡米し、1 年間、デラウエア大学エネルギー変換研究所で薄膜太陽電池の研究を行う。帰国後、立命館大学にて太陽電池素子開発に加えて、太陽光発電システムの屋外評価を実施。22 年間の太陽電池の研究を経て、2019 年10 月にスカラーズ株式会社を創業。また、2020年からはYouTube太陽光発電大学を立ち上げ、高水準な太陽光発電関連の知識を発信。

石河 泰明

石河 泰明

博士(工学)(奈良先端科学技術大学院大学)
青山学院大学理工学部・教授
シュツットガルト大学(独)・博士研究員,トレド大学(米)・博士研究員,シャープ株式会社,奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科・准教授,青山学院大学理工学部・准教授を経て,2023年4月より現職.太陽光発電やエナジーハーベスティング技術を主に研究.

Relationship with SDGsSDGsとの関わり

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

私たちの廃棄パネルのアップサイクルにチャレンジする活動はクリーンエネルギーを社会に広めます。

クリーンエネルギーを社会に広めることでSDGs169のターゲットの一つである7.2「2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。」を実現することができます。

11.住み続けられるまちづくりを

11.住み続けられるまちづくりを

地域密着のイベントでのPRをきっかけに、まちの防災拠点(防災公園など)への設置を進めて非常用電源として活用したい。

これはSDGs169のターゲットの一つである11.3「2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。」を実現することができます。

12.つくる責任つかう責任

12.つくる責任つかう責任

産み出された太陽光パネルを安易に廃棄せず資源として捉え、最後まで使い切る活動です。

この活動はSDGs169のターゲットの一つである12.5「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」を実現することができます。