1.考え方
2030年以降「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)」を利用して設置された産業用太陽光発電所から太陽光パネルが大量に排出される、いわゆる「太陽光パネル大量廃棄問題」に日本は直面します。
私たちは排出される太陽光パネルを我々の技術で再生(アップサイクル)し、これからの日本のまちにフィットするデザイン・形状・機能を付与して最後まで使い切る道を提案したいと考えています。
この取り組みをすることで廃棄物を減少させるとともに、太陽光発電を身近に感じるまちづくりに貢献したいと考えています。
2.私たちのめざす社会
資源浪費型社会には限界があります。
資源循環を考慮した使い方をすることで資源循環型社会をめざしたいと考えています。
資源浪費型社会
の限界
目指すべき
資源循環型社会
3.自治体との取組み 富田林市
私たちの会社がある富田林市は大阪府の東南部内に位置し、金剛・葛城連峰を背景に緑豊かな丘陵や美しい田園風景が広がっています。
同市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されており、積極的にSDGsを推進しています。
当社は富田林市のSDGs活動に賛同し「SDGsパートナー」として積極的に市が主催、協賛するイベントに出展し太陽光パネルの大量廃棄問題を伝える活動をしています。
4.大学との連携① 立命館大学
同大学と2020年7月から「太陽電池モジュールの非接触・非破壊リペアに関する技術検討」を行いました。
この取り組みは2023年に「Solar Energy」に掲載されました。
論文タイトル:Development of repairing technique for interconnection of silicon photovoltaic modules using an induction heating system
海外情報サイト「PV magazine」に掲載
大学との連携② 阪南大学
同大学と2023年5月から地域イベントで協働し「太陽光パネルと蓄電池」を広める活動を行っています。
富田林市や松原市を中心に活動を続けています。
nakanishi/cef2l5000001v80h.html
5.地域への貢献 温度計
再生パネルを活用した事例として、当社の看板に温度計を設置しました。
太陽光パネルで発電する電気を利用してるため、お日さまがある限り、表示し続けることが可能です。
河川敷を散歩されている方や、サイクリングされている方のちょっとした情報として参考になれば幸いです。
6.イベントを通じたPR活動
2023年1月に社会実験イベント「WALK AROUND KONGO~あるく、くつろぐ、めぐる一日~」が富田林市、UR都市機構、南海電気鉄道株式会社の公民連携により実施されました。
このイベントは地区活性化に向けた賑わいづくり、公共空間の利活用の可能性等の検証を行い、金剛地区のエリアブランディング、若者・子育て世代の定住促進等に寄与することを目的としており、当社も再生太陽光パネルを活用したエリアを運営するなど積極的にPR活動を行いました。
この他、金剛バル、金剛マルシェなどに参加しております。